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1年振り返り
この1年間、最も多く考える事の対象になったのは、やっぱりピアノ。これは私の事はもちろんだが、子供の事も含めて。自分の事ではやはり手の問題で弾けない事が、心配や不安を大きく含め、弾いてはないのに逆に大きくピアノと結びついた様に思う。子供の事では今年は貴重な経験をさせてもらえたし、その事でまた私のピアノ関係の事でも楽しい事があった。大きなうねりがある年だったが、こんなにピアノと一緒の年になれた事を、嬉しく思う。 
それとは別で、とても印象に残る出来事も、ピアノを通じてあった事を思い出した。 
 
今日の午後からやっと休みになった夫と、窓拭きやレンジ周りの掃除をしていた時、いつもならCDを聴くところを、今日はこの3月にあった子供の発表会のDVDを見ながら(と言うか聴きながら)することにした。 
どの生徒さんもとても上手で、掃除しながら思わず手を止めて聴き入ってしまうのだが、ある生徒さんの所ではTVの前で立ったまま、ずっと聴いてしまった。涙が、止まらなくなった。 
 
その生徒さんはとてもとても努力家で研究熱心で才能もあり、うちの娘達のずっと先を行っている。「あの子みたいな熱心さがうちの子にもあったらなー(+_+)」と思った事も何度あったことか。。 
 
その熱心な生徒さんの、お母さんが今年初めに他界された。まだ12歳の、一人娘であるそのお子さんを残して。 
 
そのお母さんとは殆ど面識がなかったが、自分勝手な同情と言われるかも知れないけれど、亡くなられた時は、本当に悲しかった。とても大事に育てられてたお嬢さんを残し、どんなにか心残りだっただろう。同じ年頃の、同じくピアノを習っている子供を持つ親として、すごく胸に迫る悲しみだった。 
 
発表会の映像でその生徒さんは、最初から最後まで凛としてとても立派だ。これまでに何度も見たDVDだが、年の最後に、「手の事でごたごた泣き言を言って、なんだか私、情けなかったな」と思った。 
 
映像を見て思い出したのが、発表会当日、本番前の彼女の髪を、他の生徒のお母さんが手早くとてもきれいにセットしていたこと。夏の本番の時も、他のお母さんが会場へのアクセス方法を詳しく教えてらっしゃった。子供を持つ親に、ギスギスした部分もある事を知っているので、そうした場面を見ると、とても心が温かくなる。今年、一番悲しかった出来事。皆、幸せになりますように。 
 
流し台とお風呂の大掃除で、今日は家の中が塩素臭い。でもこれも最近のうちの年末の匂いかな。これも幸せの一つだと思う。
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