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今朝新聞を読んでいたら懐かしい本のタイトルが目に留まった。  「二十歳の原点」高野悦子著
前回に続きまた読書ネタです。
この本は昔ベストセラーになっていたそうでご存知の方も多いと思うが、これは著者の日記であり、二十歳の途中で自殺している。私よりも一回り以上年上の人で、時代背景は学生運動の頃。本や映像でしか見た事のない時代の一体何に興味を持ったのか、この本を10代の私は持っていた。けれど、いつこれ買って読んだのか全然記憶になく、覚えているのは本の表紙の絵と極々断片的な文体だけ 内容は、全くと言っていいほど覚えていない。高校生の頃だったか、もしかすると中学生頃二度入院したのでその時に読んだのか・・ 

今朝の新聞では今の安保に絡む学生のデモとの比較として上記の本と当時の学生の話が載っていたが(今「デモと若者」というテーマで特集を組んでいるので)、よく思うけど、昔の若者(私よりもずっと上の世代)は行動も考え方も今のよりもずっと大人に見える。見えると言っても、当時の若者を後年に描写したものしか知らない訳だからそれが合っているのかどうかは定かでないが、そういえばこれも昔ベストセラーになった「もう頬づえはつかない」という小説(これは今も持っている)を数年前、長女が主人公と同年代になった頃に読み返してみて、同じ様に昔の若者の方が大人だなと思った。
私自身を振り返ってみると、もしかすると私達世代辺りから段々幼稚になってきたのかなと思ったりするが、それでも娘達世代に比べるとずっと大人だった様に思う。ほとんどの子が、早く大人になりたい と言うより大人の真似事をしたいと思っていた気がする。それは子供が自由にできる事が今の時代よりも少なかったからかも知れない。(今は幼児が大人の真似事をしていたり=親がさせていたりするが)
別に主張する=大人だとは思っていないし、上記著者の行動は結果的に子供じみていたと言えなくもないかも知れないが、当時の彼女の親と同年代になった今その本を読み返してみたらどう思うのだろうかと興味がわいた。まだポチッとはしていないが。

昔の本と言えば、先日次女が山崎豊子の「華麗なる一族」を読んでいた。経済学のゼミに籍を置いているのでゼミの先生からお借りしたそうだが、その昔私も次女と同じ歳に読んだ。と言うか一度高校生の時に読み始めたがその頃の自分には難解だったのか、二十歳で再読となった。
次女に感想を聞いたら主人公の不埒な家庭生活に非常に腹を立てていたので、「それもアリだろう」と受け入れていた当時の自分とは感じ方が違うなと思って面白かった。
ところで「華麗なる一族」、私の本棚にもあるのだが、わざわざ先生にお借りして読んだ理由は、私のは単行本で重いという事の他、字が小さくて読み辛いそう。確かに昔の本、みんな字が小さい。一時期はまった小説家の本とか、字が小さいというだけで読む気がしない。老眼がどんどん進んでいってます。

猫も老眼ってあるのかな 視力はそもそも悪いみたいだけど
つぶらなおめめ(*^_^*)
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