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至福の響き
昨日の初ツィメルマン(“ツィマーマン”と記した方がよいのかしら?)。コメントするまでもないが、本当に素晴らしかった。
オール・ショパンのプログラムも、ソナタ2、3番、スケルツォ2番、舟歌、ノクターン5番と耳に馴染みの曲ばかりだったのでチケット購入からずーーっと楽しみにしていたのだけど、期待を全く裏切らない大満足なコンサート。
演奏環境的にも良好な状態ではあるにしても、これまでにその会場で聴いたどの演奏よりも音色が美しかった。意志とか意図を感じる なんて事を考えさせない、何というか、接触感のないとても自然な発音とでも言うか・・ 「(魅力的な)音、きたー(≧∀≦*)」てんじゃなく、存在に違和感が全くない音とでも言うか・・・
私が最も印象に残ったのは、ソナタ2番の葬送行進曲の、出だしからのクレッシェンド。耳で“音”を聴くと言うより、むしろ視覚が働く様な、そんなクレッシェンド。その時、私の頭の中では映画の様な一場面が映し出されてた。
オープニングのノクターンは、音が体に浸透していく感じ。私は音楽を聴く時に、触角とか味覚がその対象物でもないはずの『音』に対して反応するのだけど(もちろん物理的にではなく感覚的に ちょっと分かり難くてすみません)、普段、触り心地の良い演奏は大好きだが、昨日の演奏はいつもの触角・味覚に動く暇も与えず体に吸い込まれる様に入って行った感じ。それがまたすごく良かった。ノクターンの各声部、とても素敵だった。

一つびっくりしたこと。ソナタ3番終楽章は3月まで長女が長く弾いていて、CDも何人かの演奏を沢山聴いたのだけど、そのどれにもない音がテーマが新しくなる直前の度に入っていた。二つの和音が入っただけなんだけど、それだけであの重い曲がちょっとコミカルになった気がして楽しかった。次女が、「作曲・・?」と言っていて笑えた。
それにしても、あの厄介な曲を超速でサラリと。。もう、神の手かも・・・
アンコールはナシでした。でも、それで丁度よかったかも。
今世界で最も高い評価のピアニストだそうな。各人好みはあるだろうけど、きっとそうなんだろうな。
数年前、演奏を聴いたお友達の熱の入った感想をブログで読んだ事を、そのまま実感した。貴重な時間でした。
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